神保町花月『あのロックスターはギターが弾けなかった』

24日に行ってきました。
良い話。



では詳細をば。



主演
ユウスケ…硲陽平(イシバシハザマ)

出演
マスター…石橋尊久(イシバシハザマ)
カズヤ…白井鉄也(チーモンチョーチュウ)
クリハラ…菊地浩輔(チーモンチョーチュウ)
クワタ…小川裕生(あわよくば)
ヤザワ…西木勇貫(あわよくば)
呼び込み…ハローケイスケ
ひばり…田中涼子
アッコ…工藤史子




高校生になったばかりのユウスケ(硲)。
高校の青春をまっとうしようと夢見ていたが、小学生からの幼なじみ、カズヤ(白井)とクワタ(小川)とまた一緒になり、変化がないことに落ち込む。
そんなユウスケの夢はロックスター。
しかし、作詞もできなければギターも弾けない。
自身を磨こうと、マスター(石橋)が経営しているライブハウスでバイトを始める。
そこでライター志望の大学生・クリハラ(菊地)と出会い、男性としての憧れを感じる。


ある日、教師ヤザワ(西木)と親しくしている3年生のひばり(田中)に一目惚れをしたユウスケ。
ひばりもユウスケと同じく音楽が好きで、アーティストを目指していた。
ひばりとの甘い日々を妄想しつつ、ロックスターを憧れだけにしてしまっているユウスケに、マスターがアドバイスをする。

「あのポスターを見てみろ。あそこに写ってるロックスターは、ギターが弾けなかったんだ…」

それでも数々の名曲を生み出し、一世風靡したロックスターの話を聞き、自分にも歌詞が書けるのではないかと、ユウスケはやる気を出し、作詞に打ち込む。


一方、カズヤとクワタは、帰りにクリハラとひばりが一緒にいるところに遭遇。
実は、ひばりはクリハラの恋人であった。
それを聞き、失恋をしたユウスケは、クワタの励ましやカズヤの言葉を受け、作詞に打ち込もうとするが、なかなか思い浮かばない。

そんな時、たまたま通りかかった風俗の呼び込みの言葉に感銘を受けたユウスケは、曲を完成させることを決意する。


そして、マスターや親友を始め、クリハラやひばりなどを呼び、ライブを開催した。
自分の想いを綴った歌詞を披露し、夢に一歩近づいたユウスケ。
親友たちとバンドを組み、ロックスターへの道を進む。


数年後、ライターになったクリハラがインタビューする相手は、ロックスターになったユウスケだった。





お疲れさまです。
読んでいただいてありがとうございました。



ではでは感想を。


全体的に白井さんがキー役でしたね。
ユウスケが行動に移す発端は、いつもカズヤ(白井)の言葉でした。
カズヤやいつもユウスケをいじめるんですけど、なんだかんだ言って、カズヤはユウスケがとっても好きで、心配なんだなぁとしみじみ。


途中、親友3人がカラオケボックスに行くんですけど、白井さんが歌うマイケル・ジャクソンは「てめてめ〜♪」(笑)


菊地さんのさわやか大学生はピカイチでしたw
登場の効果音が「キラキララ〜ン♪」
さすが演技派の菊地さんでございます。


硲さんも熱演でした。
本当に格好よかった。
実際にギター弾いて歌ってるとこは感動しちゃいましたもん。


石橋さんのマスターが、それっぽいw
ケイスケさんグラサンとったら誰だか分からない(笑)


小川さんが3人の中で一番高校生っぽかったです。

西木さんは矢沢永吉のものまねをしとりましたが、正直似ていなかった(笑)


田中さんとにかく可愛いかったな〜。


工藤さんは、ユウスケたちの同級生で、ヤ〇マンの悪役的ポジションでした。
演技に迫力があって、すごかったです。


カズヤ(白井)とクワタ(小川)、ひばり(田中)とクリハラ(菊地)の4人のシーンの時、白井さんがひばりとクリハラを見て驚くとこがあるんですけど、その驚き方が尋常じゃないくらいヒステリックな驚き方。
それを菊地さんが真似したことから、みんなやるはめに。
小川さん、田中さんと続くんですが、田中さんはオリジナルを超えた(笑)
芸人一同が吹き出しておりましたw




とにかくまっすぐな印象を受けました。
憧れがいっぱいあった時代を蘇らせてくれるストーリーでしたね。
ユウスケは本当にどこにでもいる少年だけど、秘めた想いが力になって成長していく姿を見て、誰でも可能性はあるんだ。
できないからって諦めちゃいけないっていう想いにさせてくれました。

私たちも感じていた青春の感情を、舞台で表現してくれた気がします。


ポイズン吉田さんありがとう!
っていうか、芸人さんて本当にすごいよね。

脚本も手がけて、演技もできて。

吉本ってすごい。